スクーリングって結局何日行けばよいの?

これは気になりますよね。

結論から言いますと、年間20~25時間くらいのことが多いです。

なんで幅があるの?決まってないんかい?

と思われた方、それには理由があるんです。これから説明していきます。

そもそもスクーリングとは?

そもそもスクーリングとは、通信制高校などで自宅学習が中心の生徒が、卒業に必要な単位を取得するため、学校や指定会場に登校して受ける対面授業のことで、通信制高校の現場では面接指導と呼ばれています。

じゃあ、スクーリングに行かなくても卒業できる通信制高校はないの?とよく聞かれますが、これは残念ながらありません。日本では文科省により、スクーリングを規定時間数受講しないと単位の取得をできないことを定めています。

参加時間数は、各科目毎に定められている

なぜ年間20~25時間くらいと曖昧な回答になるかというところに戻りますが、スクーリング(面接指導)の参加時間数というのは、履修する科目によって異なるからです。

全日制高校、通信制高校にかかわらず、高校を卒業するために必要な単位数というのは74単位になります。1年間に履修する単位数というのは、平均すると25単位程度になります。

この25単位というのは何科目なのか?

たとえば、国語総合なら4単位、英語コミュニケーションⅠは4単位、情報科目は2単位、総合学習の①なら1単位などと決められています。そして、それぞれの科目に、年間何時間ずつスクーリングに参加すべきかという数字が設定されているのです。

視聴票による代替

たとえば、英語コミュニケーションⅠを履修した場合、年間に参加しなければいけないスクーリング(面接指導)の時間は16時間と設定されています。

しかし、実際に生徒が参加するのは4時間か7時間であることがほとんどです。

これはなぜかというと、視聴票という課題を提出することにより、スクーリングの出席時間を6割、もしくは最大8割まで免除することができるからです。

視聴賞はNHK高校講座や、教科書DVDといった映像メディアですが、これらを視聴する(したと仮定)ことによって、スクーリングが大幅に減らされているのですね。

実際ほとんどの通信制高校において、視聴票なしで規定時間数最大限にスクーリングに参加させているところはないかと思います。通信制高校においてそれだけの授業数を実施するのは会場経費や人件費などもの面で大変負担になってしまうからです。

というわけで、視聴票によって、各科目毎のスクーリング参加時間数は減らされて、25単位履修の場合はだいたい20~25時間くらいに落ち着くというわけです。

実際、どのくらい大変?

これは本当にお子さんによって異なりますが、全日制高校の場合、年間の授業数というのは1000時間近くあるわけですが、通信制高校では20~25時間だけと考えれば、遥かに難易度は下がるのではないでしょうか?

また、合宿タイプのスクーリングを行う高校と、日帰りの授業形式のスクーリングを行う高校でも内容は異なってきます。

合宿タイプは宿泊してアウトドア活動などもすることがあるため、そうした活動が好きで楽しめるお子さんであれば非常におすすめです。

一方で、他人と長時間一緒に過ごすのが難しい、精神的に不安になってしまう、というタイプのお子さんは日帰りの授業形式のスクーリングのほうがおすすめです。

私が勤めていたサポート校の提携高校のスクーリングは授業タイプのスクーリングでしたが、良くも悪くも先生は当たり障りのないように授業をしているので、授業の内容を生徒に質問することもなく、本当に座っていれば出席が認められるというような状況でした。

卒業できないパターンの大半はスクーリング

これは重要な点なのでぜひ知っておいてほしいのですが、単位を落としてしまう生徒の大半はこのスクーリングに参加できないことが原因でした。

特に大変なのは、中学校から引きこもりがちの生徒さんです。

全日制高校に通っており、途中から不登校になった生徒さんの場合、教室に行く習慣はそれなりにあったのでスクーリングへの参加はなんとかなるパターンが多いです。

しかし、中学校から長年学校に行っていない生徒さんの場合、大人数がいる教室にいくこと自体が恐怖であり、そこで何時間も授業を受け続けることは本当に大変なことです。

対策として、まずはスクーリングに行く前にサポート校に定期的に顔を出すようにする、少しずつ公共の場に行く、場合によって保護者が一緒に参加してよいか学校側に確認する、こうしたサポートをしてあげることでスクーリングを上手くクリアしていってくれました。

通信制高校選びにおいてスクーリングというのはかなり重要なポイントなので、見学の際にしっかり詳細を確認しましょう!

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