通信制高校に入学する理由の一つに、人間関係があります。
特に女子はこれが大きい。
高校生で「友達から悪口を言われて学校に行きにくくなった」、「仲良くしていたグループから突然ハブられてしまった」、「容姿のことをSNSでからかわれて学校に行くのがつらい・・・」そういった相談は本当に何度も受けてきました。
これはどこの人間社会でも共通していますが、接触回数が多いほど、人間関係のトラブルというのは増えます。
そのため、毎日学校に登校する必要がある全日制高校では、もちろん人間関係のトラブルが頻発するのは当たり前と言えます。
すでにアラフォーとなった私ですら、高校生時代の女子の人間関係は複雑で大変だったなぁと今更ながら感じます。
現在のようにスマホがあって、すぐに写真や動画が撮れて、SNSで共有・拡散されてしまう時代では、ちょっと変顔をしようものならネタにされてしまいそうで本当に恐ろしいです。
大人になって振り返ると、大人になっても常に職場などを含めて人間関係のトラブルや対人関係スキルというのは必要なわけで、学生のときに友人やクラスのメンバーを通じてそうしたスキルを培うべき、という意見もよく聞きます。働いていた職員の中でもそのあたりはよく意見が割れていました。
でもね、、何キロも痩せてしまって自殺すら考えてしまうような状況になったら、やっぱり無理して学校に通う必要はないと私は思うのです。
誰でも、人間には相性があります。
合う人もいれば、合わない人もいる。心地の良い場所があれば、居心地の悪い場所もある。
中学校までは義務教育ですし選ぶことは難しい(特に地方では)。
しかし、高校からは選ぶことができるのです。
さて、ここで本題。通信制高校にいじめはあるか?
私の答えは、以下の通りです。
無いといったらウソになる。しかし、全日制高校に比べると非常に少ない。
これはやはり、通信制高校の場合、他の生徒との接触回数が、全日制高校に比べて極端に少なくなるからです。
たとえば私が勤めていた通信制高校のサポート校では、キャンパスへの登校自体は本当に自由だったので、生徒は好きなときにキャンパスに来ていました。教室には常に先生がいるので、露骨な悪口やトラブルというのは基本的にないですし、個別学習の塾のように、みな個別に自分の学習をして、ある程度頑張ったら家に帰る、というスタイル。そのため、そもそもイジメが発生しにくい環境でした。
一方、通信制高校でも、毎日のように登校が必要な高校の場合、全日制高校のように人間関係のトラブルというのは増えてくる可能性はあります。
ただ、通信制高校で気の合う友達を見つけることができて、人間関係について充足した生活を送る生徒もいます。友達を作ってほしいと考える保護者はやはり多いですし、生徒自身も、本当は友達が欲しい、と思っているケースがほとんどです。
やはり誰にも会わずに毎日家で過ごすより、少なくて良いから、何かを話せるリアルな友人がいるというのは良いものです。
通信制高校の場合、生徒の絶対数や出会いの絶対数というのはどうしても少なくなります。
そのため、友達が欲しい場合は自分に合いそうな生徒がいるかキャンパスの先生に聞いてみるのが良いかもしれません。どうしてもみなバラバラに登校するので、生徒同士が知り合うきっかけを作ってもらうのがおすすめです。
いじめは本当につらく、無理してその環境に居続ける必要はありません。もちろんいじめる側が悪く、その人たちがすぐに行為をやめるべきですが、なかなか現実的には難しいこともあります。
辛いときはいつでも逃げてよい。だけどその一方で、「自分には友達ができないんだ」、「自分は一人で生きていったほうがいいんだ」、「一人のほうがラクでよい」と決めてしまわずに、気持ちがラクになったら少しずつ心と表情を柔らかくしていきましょう。
あなたが心を開いてリラックスしていれば、きっとまた良い出会いがあるはずです。
