たまに聞かれるこの質問。
回答は、できないこともないが、決して簡単ではない、というところです。
通信制高校に入っても、どうしても一定数のお子さんは「やっぱりこの場所は自分にあっていない」、「全日制の方がよかったかも」と思ったりもします。
自分に合った環境を求めて動いていくことは大事なことですが、高校を移るというのは決してラクなことではありません。
今回は、①通信制高校から通信制高校、②通信制高校から全日制高校 の2つのケースについてみていきましょう。
①通信制高校から通信制高校 の場合。
基本的に4月のタイミングで、転学が許可されることが多いです。ただ、どこの高校も様々な手続きがあるため、2月くらいまでには在籍している高校、転校先の高校に手続きについて確認しておきましょう。
手続きについてはできるだけ学校にお願いすることができますが、やはり一番大変なのは学費です。
通信制高校から別の通信制高校への入学の場合、通信制高校本部と、サポート校に通う場合はサポート校の入学金も再度かかります。入学金だけで済めばよいほうで、場合によっては制服代やその他諸経費もかかってきます。
サポート校が合わなかった、という場合、次のサポート校は本当に信頼に足る場所なのか、事前に何回もしっかり確認しましょう。もちろん、現実的には、実際に転校してみないと通えそうか通えなそうかわからない、というのももちろんありますが。。
さて、続いて
②通信制高校から全日制高校 の場合。
事情がないと転入は認められないケースが多いです。
特に、通信制高校が合わなかったという理由での、全日制の公立高校への転入は、私が在職していた期間で認められたケースはありませんでした。
一方、通信制高校から全日制の私立高校の場合は、認められたケースがあります。その子(Aさん)は礼儀正しく優秀な生徒で、課題の提出も早く、スクーリングなども問題ありませんでした。中学校を卒業したあとに新入生として入学してきましたが、高1の冬にやっぱり全日制に通いたいと思ったようです。こちらでもその希望を受けとめて転校希望先の高校に確認したところ、中学校を卒業したばかりの生徒と同様に再度高校1年からやり直す必要がある、と言われていまいました。通信制高校で取得した単位は認められず、再度3年間通う必要があるとのこと。Aさんはそれを受け入れ、新入生としてあらたに高校生活を始めました。
まとめ
通信制高校から通信制高校への転校は学費さえ問題なければ可能なことが多い。
通信制高校から全日制高校への転校は、条件が厳しく難しいことが多い。
というのが実情です。
他の記事での繰り返しになりますが、通信制高校を決めるまえには、複数の高校やサポート校をしっかり複数回下見することが大事です。
先生や学校の雰囲気に違和感があったらそのままにしない。学習の仕組みやサポート体制をしっかり確認する。
入学したあとに後悔しない学校選びの手助けになれば幸いです。
